朝露はすぐに消えるからこそ美しい。火葬場の煙も空に上がるとともに見えなくなってしまうから感慨深いんだ。美しいものは儚いからこそ美しいんだ。
それに引き替え人間の寿命は長すぎる。カゲロウは夜になる前には死に、蝉は一夏の命だ。日々目に見えるものを楽しみながら生きていたら、たった1年の命だとしても穏やかで充実した物になるだろう。それに対して生きることに固執していれば千年生きたとしても、たった1日のことのように思えるだろう。そうして長く生きて、見にくい老人になって、それから何をすると言うんだ。長く生きれば、それだけ恥をかく回数が多くなるし。まあせいぜい40歳前で死ぬのがイケメンのままで死ねて良いんじゃないのかな。あ......ごめん、そういや読者の8割はブサメンだったね。ごめん、ほんとごめんね。
その年齢を超えてしまえば、アラフォー(笑)なんて言い出して自分のブサメン加減を恥じることも忘れ出す。恥ずかしい顔をさらけ出して人前に出たがったり、死にかけのくせに子供や孫を愛でて「孫の結婚式が見たいなあ」なーんて命に執着してやがる。やつらは、ひたすら生きることにしか興味がない。もはや日々を楽しむ感性も何もかも忘れはて、ただただ醜いだけの老害に成り下がっている。汚らわしい。
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