センター国語Celtの解き方

そろそろ、センターも終わって良い時間が経ってきたからまとめてみます。

といっても、この解法のアルゴリズムは「どんな優れた解法も、自分で練り上げた解法には及ばない」という経験則の元に作ったので、国語の過去問や模試に行き詰まった人が参考にすれば良いのではないかと思います。

ちなみに、センター本試で得点期待値175点、失敗しても160点以上安定を目指して作りました。(実際の点は秘密)

というか、本気で200目指してたんですがまあ勉強せずに解法の改良だけで挑むのは無謀ですね......。

まあ、僕みたいな特殊な頭の人間が2週間で作った解法ですが、それでも参考にしたい人はどうぞ。

§1.時間配分

§1.1.時間配分の概要

国語のみならず、センター試験を解く上で一番重要なのが時間配分です。(解くのが遅いので)

まず、僕はセンター試験の時間配分を決めるのに、共通な方法を使ってます。

その方法は、

  1. ある年の過去問を、時間を無制限に使って解く。
  2. その点に出来るだけ迫れるような、時間方法を無理矢理がんばって試行錯誤して編み出す。

2番目のステップをスムーズにやる方法は知りませんが、一応書いておきますと。

  1. ストップウォッチと過去問を用意
  2. 時間を無制限にといて、小問ごとに、解いた順番と、解いた時間をメモ(開始時間から数えた時間のみを小問の上に書き込んでいけば、解いた順番はメモ不要です。)
  3. そのデータをノートだか、エクセルだかに見やすくまとめる。(僕はエクセルの一列目に0:00~120:00という分のデータをばーっと並べました。それで、二列目にセルの結合で何分から何分までどの問題を解いていったかってのをまとめました。)
  4. それを元に理想の解答時間を算出。(↑のエクセルの3列目に理想の時間を同じくセルの結合を使って表にしました。)
  5. それを元に別の年の問題を解いてみる。
  6. 現実の厳しさを思い知る。
  7. ボトルネックになっている場所は解法の改良。もしくは勉強。
  8. なんとか試験時間内に押し縮める。

というような感じです。まあ、こんなもんはっきり言って勉強でも何でも有りませんね。ただの小賢しい研究です。

§1.2.ステップ2を無理矢理がんばって試行錯誤した結果

過去問をひたすらといて、センター本試を全部解き終わった頃に時間配分が固まってきました。その結果は、

  1. 0分:イレギュラー(問題形式の変更)確認
  2. 15分:漢文
  3. 20分:評論
  4. 15分:小説
  5. 18分:古文
  6. 2分:マークチェック
  7. 10分:フリータイム

と、なりました。

§1.2.1.解く順番

まず、解く順番なんですが、上のとおり漢文→評論→小説→古文です。

これは、まあ個人差があって真似せず自分にあった方法を探して欲しいのですが、「解く時間が安定しているもの→時間を掛ければ点を安定させられるもの→時間を掛けても掛けなくても点数が取れるものor時間を掛けようと掛けまいと点数が取れないもの」という順番になってます。

まず、スタートダッシュを安定させて動揺を抑える。漢文を解いているので時間が掛かる現代文も安心して集中できる。んでもって、古文は時間が足りなくなったときの点数調整用。こんな感じの理論です。

ですから、もちろんその人によって順番は変わりますね。

§1.2.2.フリータイム制

はい、ここで僕が考案して導入したフリータイム制です。なんか偉そげに「制」つけていました。一応これが、160点台安定への要ですので少し偉そうにしてみたかったんだ......。

そんなフリータイムですが、現代文の解答時間を削りに削ってまで10分間設けました。フリータイムといっても「暇な時間」では無くて、その場に合わせて自由に使う時間ですね。

この時間の用途は主に以下の5つです。

  1. 回答欄がずれていた場合、直す為の時間
  2. 難しい問題が有った場合に、適宜割り振るための時間
  3. 難しい問題を後回しにしたために、問題をもう一回読まないといけなくなって、余計にかかる時間
  4. センター本番は練習より緊張するので、その分解くのに時間が掛かるのを補正するための時間。
  5. イレギュラー(問題形式の変更など)対応の為の時間。

まあ、要するに「本番は練習ほど上手く行かないことが得てしてあるけれども、10分あれば最低限の対応はできるんじゃね?」ということです。

§2.個別の解き方

ここからも、またもや僕以外の人が真似したら痛い目を見そうな解き方です。

§2.1.漢文

漢文は大人しく勉強して安定させましょう。覚えることが、文法事項、漢字の特殊な意味など併せて400程度ですから、ちゃちゃっと覚えつつ、問題で練習します。10~15分安定を目指しましょう。

センター直前に漢文の勉強を始める人は高校の先生に「今から1点でも漢文の点を上げたいのですが何を覚えたら良いですか?」と聞きに行きましょう。

§2.2.現代文

現代文は、解き慣れてない人には少しコツがいります。至る所に落とし穴が有るので、能力はあるのに点数に繋がっていない人がとても多いと思います。多分。それゆえ、勉強したら一番点が上がるのもここではないかと思います。多分。

読書してもそんなすぐに点数は上がらないので、より小賢しく、よりテクニカルに解きました。

現代文の解法ですが、これは「センター試験の解答は理論的に一意的に定まる」ということを利用しています。ありがたいですね。しかも、「この選択肢のうちから、1個か2個正解が有るからそれを選べ」という問題は出ないのです。幸せです。

まあ、要するに消去法が効くということですね。

では、この辺を踏まえて解き方を見てみます。

まず、もっとも大事なのは勘に頼らないことです。「勘で解いてる人この選択肢選んでね~」という選択肢が毎問あるからです。80%は罠にはまらず正解できるとして、4問連続で正解できる確率は41%です......。これでは、いくらネイティブといえど高得点からは遠く離れてしまいます。

練習方法ですが、練習の際は選択肢の間違っていると思った箇所に線を引いていって、解説と見比べるというのが有効です。その際、間違っている箇所と理由を言葉で他人に説明出来るようにしておく練習をしておきましょう。「自分の論理は大手予備校の解説と同じなんだ!」と思っておくと、本番で自信喪失したときの強い味方となります。

ちなみに、解説は個人的に青本がおすすめです。「ガッテム、何で間違ってるんだよ。どう考えても合ってるだろ」と思いながら答えを見てみると、優しく諭されたり、「うんうん、これは問題が悪いね」と、なだめられたりします(気分的に)。

 そんでまあ、しばらく練習してたら段々正答率も上がっていくと思いますが、素早く正しく答えを見つけるための、いくつかのコツを上げます。

  1. 最初の方の問題の答えは問題文の前の方にあり、後ろの方の問題の答えは後ろのほうにあるという傾向を利用する。(ただし、この傾向は罠にも使われ得るので注意する)
  2. 見るからに正しい答えはよく見ると少し綻びが見られることがある。その選択肢こそが罠であり、その綻びを自力で見つけられるようになれば満点圏内になる。
  3. 2の反対で、言葉を濁したような微妙な解答だけれども、見事に本文を網羅して突っ込みを回避したような選択肢が見られることがあるが、それが正解の選択肢である。

また、現代文は評論と、小説があり、それぞれ微妙に解法が異なります。それはまた後で述べることにします。

§2.3古文

古文知らない。解き方教えて。

というわけで......うーん解き方分かりません。助動詞と敬語覚えて、過去問読み込んで挑みました。

ていうか、予備校のとセンター本番でえらい傾向に差がある気が......。

センター本試、本試過去問、追試過去問では点安定するのに、予備校制作の問題だと5点とか取ったりするんですが......。

最終的な単語量は、過去問を読んで分からない単語を調べて覚えたのみだと思ってくれればいいのではないかと......。

模試の結果は全て無視しました。というわけで、参考にしてはなりませぬ。だれか、古文が得意な人がいたら国語200点安定の解法開発してくださいませ。

後、古文でひとまとめにされがちですが、これまた現代文と同様、評論と小説で読み方が異なりますので、それぞれの解法が参考になります。

§2.4.評論

評論は難しい単語が多いですが、文章の論理構造が明確で、はまればスラスラ解けたりします。

それぞれの文章の型にあった解法を覚えれば楽なのですが、そんな簡単なものでも有りませんね......。

ただ、文章としてありがちなのが「対比」です。「東洋と西洋の対比」とか、もろもろ。

対比の文章ですが、Aについて述べているところはA、Bについて述べているところはBとマークをつけて行きましょう。後で見返したときに幸せになれます。

その他特に慣れないうちは文章を整理しながら読むと便利で、例はex(~~~)みたいな括弧でくくったりしてました。

それで、評論の問題の一番の特徴は、問題の順番が問題文の流れにほぼ等しいということです。

そこで、最初に問題文を最初から1、2個読んで覚えてから、長文を読みます。問題文を意識しつつ読み進めると案外スムーズに解答の箇所が見つかるのではないかとおもいます。そして、それをもとに自分で答えを考えます。自分で答えを考える前に選択肢を見ると、罠にはまりやすいので気をつけましょう。その後、間違っている選択肢の理由を説明しつつ、選択肢を絞っていきます。

あ、漢字はもう無視しました。適当に解いても期待値は2点(各々の問いの点の期待値が2/5。独立なので5をかけて2。もしくはmaximaの書き方でload(functs);sum(2*k*combination(5,k)*(1/5)^k*(4/5)^(5 -k),k,0,5);)なので、流石にそれよりは取れるだろうと言うことで、1月から始めても時間に見合いませんでした。

§2.5.小説

 その昔、ぼくは小説が全くもって安定していませんでした。点数の揺れ幅は30~50くらいです。小説の筆者や問題制作者と考え方が合えば、高得点を取れましたが、相性の悪い問題ではとことん点を落とすという有様でした。

ただ、このことの解決自体はそんなに難しいことをするわけではなく、(といっても、実践できるようにするまでのトレーニングは簡単ではないですが、)評論と同じく、問題文から論理的な根拠を見つけて選択肢を見つけるようにするというものでした。

しかし、そうして評論の応用として小説を解いていった僕は、小説ゆえの特徴に翻弄されてゆくことになるのでした......。

と言うわけで、評論と比べた小説の特徴です。

  • 登場人物の名前、人間関係を把握できないと即死。
  • 会話文で、カギ括弧が連続で続いてだれのセリフか後で見返したときに判別しづらい。
  • 物語の流れが、時間の経過と一致していないことがある。これによって、評論文で通用した「問いの順番と文章中の解答の場所は一致する」という法則が通用しなくなる。

こんなところでしょうか。

まず登場人物の名前、人間関係ですが......、僕はこれを覚えるのが恐ろしく苦手です。どのくらい苦手かというと、僕の携帯電話の電話帳には、うちのサイトの共同経営者であるottfoekstを登録しているのですが、彼の欄のメモスペースに「○○中で同じクラス / Petanko副会長」と書いてあります。名前をみて誰か分からなくなってしまったら困るので。いや、マジです。ごめんね、ott。ごめん......。

でも気を落とさないでください。親の欄にも「母親 / 一浪」と書いてありますので。誰なのか忘れてしまったら困るので。

夜中にこの文章書いているので、変な方向に話が逸れまくってますが、これは僕には由々しき問題なわけです。そう言うわけで、登場人物が多い場合には相関図、古文では家系図なんかを必要に応じて書けばいいのではないかと思います。

あと、太郎君が花子さんには「おにいちゃん」とよばれてて、加奈子ちゃんには「おじちゃん」と呼ばれているような場合には「太郎=おにいちゃん=おじちゃん」であることが分かるようにしておきました。「おにいちゃん」の横に「太郎」と書いておくとか、それぞれ線で繋いでおくとか。

連続カギ括弧も、カギ括弧の上に誰の台詞か書いておけば安心ですね。

それで、こんな解き方を書いていると、国語が得意な人には「こいつどれだけ読解力なんだよ」とか思われそうですね。たしかにそうなんですが、色々メモっておくと2回目本文を見返したときに案外便利ですよ。「あ、Aさんの口調ここから急に変わってる。ん、じゃあその原因はと......ああ、直前のBさんの台詞のこの言葉の受け取りかたの違いでAさんは気分を害したんだな......」とか一目で分かります。読んでてややこしいと思う文章が有ったら是非試してみてください。

さて、ここで最後の問題が残りました......。小説は最後まで読まないと答えが分からないものが多い。分からないとまでは言わなくても、解答に自信が持てないものが多い。

最後まで読まないと解けない問題に対処するには、最後まで読むしかありません。

それで、ここでは評論分のときと同じ解き方を作戦Aとして、「一端素早く最後まで読む。その後問題文を読んで記憶から文章をたどって答えを見つける」という方法を作戦Bとします。

個人差はあると思いますが、僕の場合は(圧倒的な記憶力の無さにより)、不都合がない場合は作戦Aの法が圧倒的に速く解くことが出来ました。そのため、最終的には、

「最初は作戦Aで解いていく。そして、問題を解いてて、最後まで読まないと選択肢が絞りきれないような場合は、すぐさま作戦Bに切り替える」

という方法で得点の期待値を上げました。

つまり、作戦B実行の障害となる記憶力の無さをフォローするために上で紹介した、人物や会話文のメモ方式を開発した訳ですね。

ということで、筆算だとか方程式を頻繁に解いている人には当たり前になってるでしょうが、紙は、記憶、計算、考えをまとめることを本来の能力以上に発揮するための画期的な道具なのでセンターでも余すとこなく利用しましょうってことです。よしっ。

そういえば、小説には語句問題があった気がします。それは、このブログ読んでるときにでも、分からない単語があったら一つ一つ調べていくしかありません。塵も積もれば山となるのでがんばってください。

P.S.これを書き上げるまでに、タケピーさんからコメントがいただけました。タケピーさんの勉強法が正当派な解き方だと思うので、センターまでに時間のある人はぜひそちらを活用してみてください。

特に古文は絶対にタケピーさんのを参考にしましょうw

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コメント(1)

せっかく俺より高得点だったのに、公開すればいいのに…

俺流9割前後の取り方(簡易)
解く順番は漢文、評論、小説、古文
時間配分は考えない。ってか、解いてたらいつも同じ時間でおわるので考える必要がなかった。いつも10~15分くらいの自由時間ができた
過去問はセンター始まってからの19年分くらいのと、一時期あった国語Aの過去問7年分くらいを全部解いた

 漢文の勉強・解き方
Celtさんと同じく、文法事項とかを覚えました。あと、漢文の語順をきちんと理解することで、意味の取り違え(部分否定と全部否定とか)を防ぎました。ついでに文構造も理解できるようになったので、返り点のつけ方なんかの問題もとけるようになりましたよ
語句問題??何それ、おいしいの??解けないところは解けない。4問連続で勘で当たる確立は41%もあるってCeltさんもいってるじゃないですか。わかるところだけ取ればいいと思います

 評論の勉強・解き方
同じく消去法をお勧めします。間違いの選択肢にはどれもおかしなところがあります。正解の選択肢にも疑問点はあると思いますが、間違いの選択肢の方が断然違ったことを書いてます。過去問解いたとき納得できない答えもあると思います。そこに自分の考えをしっかり裏付けを持っていられるのなら、別に答えと違っていても構わないと思います。数を重ねるうちに、自分の考えも一理あるけど、解説の方の答えにも一理あることがわかってきます。今は違うと思っていても、あとから考えるとわかることもあります。つまり、テストなどの解き直しをすることが、評論の得点うpには効果があるということでしょう
あと、読み方ですが、一回目、全文を3分以内で読むようにしましょう。ながし読みでいいです。その時漢字も解きながら(漢字は今までの積み重ねです。無理な人は、配点低いから捨てた方が断然賢いです)。そして二回目、再び前文を3分以内で読みましょう。三回目にやっとじっくり読みます、が、しかし、前文をじっくり読んではいけません。傍線部の前後だけをじっくり読むのがいいです。大概はそこに答えがあります。それでわからない時には、流し読みで読んだ記憶を頼りに答えのある箇所を探してよく読みます。これで完璧

 小説の勉強・解き方
本を読めの一言に尽きます、いやホント。主人公を始め、登場人物すべてに完全に感情移入できるようになったら第一段階クリアです。感情移入して、その後に自分の考えを持てるようになれば第二段階もクリアです。そして、その考えをまとめて、他の人とそのことについて議論できるようになれば最終段階もクリアといえるでしょう

 古文の勉強・解き方
Celtさんとは違いますが、俺流で大切なのは
単語を覚えることですね、ホント。語彙力重要です。逆に、文法事項は非常に弱かったです。勉強するのが嫌だったから…
某ゴルゴ13をモチーフにした単語帳で覚えましたが、文章の意味がやばいほどわかります。意思の助動詞とかわかってなかったので、その文読んだ時点ではイミフですが、先に進めて行くと理解できますよ
あと、勉強法として俺がしていたのは、とにかく読むことでした。教科書、学校の教材、過去問etc…というのも、結局古文なんて同じようなことしか書いてないからです。小説や伝記的なものなら恋愛(不倫的なのとか、道徳的ではないものがおおいよね、書き方はうまくはぐらかしてるけどw)、戦っていう風にわけることすらできる。評論なら歌の評価なんか(だめな歌とか歌詠みを出して、いい歌を出したり出さなかったり)とか、下賎な者を批判する的なとか
読み込んでたら、大体文章の構成とか次に何がおこるかとか読みながらわかってきます
擬古物語とか出たときはしめたもの、と思えるようになればいいでしょうね~

コメント長くてごめんなさいw

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このページは、Celtが2008年8月27日 01:15に書いたブログ記事です。

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